2017-06-01から1ヶ月間の記事一覧

姉弟間の建物所有を目的とする土地の使用貸借につき、使用収益をするのに足りるべき期間が経過したとして、契約終了に基づく建物収去土地明渡請求が認められた事例(東京地裁平成28年7月14日判タ1436号196頁)

1 本件は、国有地の払い下げ時に所有名義人となった姉が、同土地上に約40年間建物を所有し自宅兼仕事場として使用してきた弟に対し、弟が本件土地を使用収益するのに足りる期間を経過したと主張して、建物収去土地明渡を求めたものである。 2 使用貸借契約…