2012-06-01から1ヶ月間の記事一覧

葬儀費用

1. 葬儀費用とは、一般に狭義の葬式(追悼儀式及び埋葬等行為)に要する費用 2. 争いのあるもの(1) 考え方 その1 1) 墓地の代価、葬式後の見舞客の食事代については範囲外と解されている。 2) 初七日、四十九日の法要にかかる費用については、通夜から納…

有益費と任意売却

1. 賃貸人が負担すべき必要費を賃借人が支出した場合、賃貸人に対し直ちにその償還を請求することができ、請求できる費用額の範囲は、賃借人が支出した金額の全額。 2. 賃借人が有益費を支出した場合、賃貸借が終了した時点で賃借物の価格の増加が現存して…

祭祀承継者

第一 1. 民法897条 、 一般財産に含めて遺産分割の対象にすることが、感情・習俗にそぐわない。2. 民法769条(協議上の離婚による897条の権利の協議) 死亡によらない、地位の譲渡。3. 民法897条 、 1) 被相続人の指定 2) 慣習 3) 家庭裁判所4. 家事審判…

「民法646条2項による移転」と登記原因

1. 【6675】所有権移転登記の登記原因日付 民法第646条2項による移転」の場合、登記原因の日付は、当該移転の日につき特約があるときはその日を、それ以外の場合には登記申請の日を記載する。2. 民法上の委任契約に従い、受任者が委任者のために自己の名を…

遺留分減殺と相続分指定、持戻し免除

1. 遺留分減殺請求により相続分の指定が減殺された場合には、遺留分割合を超える相続分を指定された相続人の指定相続分が、その遺留分割合を超える部分の割合に応じて修正される。 2. 特別受益に当たる贈与についてされた当該贈与に係る財産の価額を相続財…

相続分の放棄

1. 共同相続人がその相続分を放棄することである。2. 【手続】 相続分を放棄する相続人は、相続が開始してから遺産分割までの間であればいつでも可能であり、方式は問わない。 3. 【実務】 本人の意思であることを明確化するため、本人の署名と実印の押印…