2006-06-01から1ヶ月間の記事一覧

相続人の破産

1.相続放棄・単純承認のいずれもできるが、効果の基本は「限定承認」。2.破産管財人は、相続財産を破産財団所属財産として分別管理し、相続 債権者については相続財産から、相続人債権者については固有財産か ら配当を行う。3.相続財産についてその後…

◎不動産の買受人が購入を辞退した後、右買受人に不動産を任意売却した 場合の保証金の取扱 競売は取下になる以上、保証人は買受人本人に戻る。 よって、任意売却をすることは、買受人の保証金の取戻につながる。 再度第三者が落札をした場合は、保証金は配当…

生保契約者貸付金の取扱い

1.「契約者貸付は貸金ではないから、再生債権にならない。 だから債権者一覧表に載せるな。載せなければ保険契約を継続できるが 載せたら、解約のうえ清算する。」2.①生命保険の契約者貸付金の法的性質については、消費貸借ではなく、 保険金又は解約返…

賞与

弁済期到来分 ・・・3ヶ月以内であれば財団債権となる。弁済期未到来分・・・退職金と異なり給与連動性が弱いので、破産のような業績不 振時にそもそも支給根拠があるか不明。

金99万円以上の拡張事例

【その1】 1.資金 生保解約返戻金 金400万円より。その他、無担保不動産あり。 2.金99万円まで拡張。 3.その後、失明回避のための手術費 金100万円。 4.高率配当が期待される事案。 5.破産原因 a.売上不振 b.保証被り【その2】 1.金135万…

集会(第一回)で換価が終了し、認否も終了し、 ① 異議を出し ② 簡易配当許可 を受けた場合、 ①の異議の確定訴訟の期限より②の除斥が早く終了するが、法198条が優先する。