2013-05-01から1ヶ月間の記事一覧

非器質性精神障害の裁判例

1 平成20年から平成23年10月まで 65件(判タ1379-21)2 分類基準 (1)症状固定日までの期間 (2)事故態様 (3)身体傷害の内容、程度 (4)認定した精神障害 (5)診断書の傷病名 (6)現精神症状 (7)精神症状の発現時期 精神症状での受診時期…

「いわゆる預金額最大店舗指定方式による預金債権の差押命令」

1 大規模な金融機関の具体的な店舗を特定することなく、 「複数の店舗に預金債権があるときは、預金債権額合計の最も大きな店舗の預金債権 を対象とする。なお、預金債権額合計の最も大きな店舗が複数あるときは、そのうち 支店番号の最も若い店舗の預金債…

賃借人らの損害賠償義務

1 東京地判平13.11.29 (1)賃料が半分になる2万4000円の10年分で280万円の支払いを求めた。(2)こういう心理的瑕疵というのは年月の経過と共に希釈され、薄まっていくので、 建物が仙台市という大都市にある単身者用のアパートだということを考…

不動産の心理的瑕疵 (No.392)

1 不動産取引における心理的瑕疵に関する裁判例 (1)古家利用付き土地・建物売買 (2)建物取り壊し前提の土地・建物売買 (3)建物取り壊し後の土地売買 (4)マンション(一棟もしくは一室)やビルの売買 (5)賃貸人の責任 (6)賃借人らの損害賠償義務…

相続分の譲渡

【1】 相続分の譲渡による手続の脱退 (1)当事者全員は,被相続人の相続人が申立人A,相手方B,同C及び同Dの4名で あること,相手方Dはその相続分を相手方Cに譲渡して本手続から脱退したこと, Dの相続分譲渡により本件遺産分割の当事者はDを除い…