2020-09-01から1ヶ月間の記事一覧

遺産分割協議後に発見された遺産の分割において、先行した遺産分割を考慮するか(消極)(大阪高決令和元年7月17日判タ1475号79頁)

1 平成11年に被相続人Cが死亡し、相続が開始した。相続人は、妻である亡D、子である抗告人A及び相手方Bの3人であった。 平成13年に亡Dも死亡し、平成14年に亡Dの相続人であるAとBとの間で、遺産分割協議が成立した。ところが、平成16年頃にC名義…