2013-09-01から1ヶ月間の記事一覧

共有物分割(数ヶ所に分かれて存する不動産)

1 数ヶ所に分かれて存する多数の共有不動産を民法258条 により現物分割をする場合においても、上記不動産を一括 して分割の対象とし、分割後のそれぞれの部分を各共有者の 単独所有とすることが許される。(昭62.4.22 判タ1987-93) 2 分割の対象が多数の…

賃料相当損害金の財団債権としての利率

1 中途解約のついては、Xの請求を退けた。原状回復費用についても、 Xの請求を一部認容した。 2 賃料相当損害金については、再生手続開始決定がされた後、 再生債務者が不動産の明渡期限経過後も当該不動産の占有を継続した 場合には、それにより生じた…

抵当権と通行地役権

【判決要旨】 1 通行地役権の承役地が担保不動産競売により売却された場合において、 最先順位の抵当権の設定時に、既に設定されている通行地役権に係る 承役地が要役地の所有者によって継続的に通路として使用されている ことがその位置、形状、構造等の物…