1.口頭弁論のうち、争点と証拠の整理を行う準備段階と本格的な事実審理
を行う段階とを区分して、前者(争点整理)の目的で実施される口頭弁論。
2.① 証人尋問、検証、鑑定など書証以外の証拠調べも可能であることは、
他の争点整理手続と比較した場合、準備的口頭弁論が有する特色。
② 公開主義
③ 公開の要請が一般的に高いと考えられる事件(社会の注目を集める
事件)や当事者及び関係者が多数にわたる事件など、公開法廷での
弁論によるのが争点整理のために相当と考えられる事件に適する。