2012-09-22から1日間の記事一覧

再転相続と遺産説 (判タ1197-100)

1 本件は、AB夫婦の子であるXが、父Aが死亡し、さらに、Aの相続に係る民法915条1項の熟慮期間が経過した後でAの遺産の分割が未了の間に、Aの相続人でもあるBが死亡したことから、A及びBの各遺産の分割審判を申し立て、これが併合された事件であり…

再転相続

1 被相続人Xが死亡し、その相続が開始された後、共同相続人の一人であるAが死亡し、第二次的な相続が開始した場合、Aの地位をその相続人が当然承継し、Aの相続人が被相続人Xの相続人として、遺産分割手続に加わる。このような場合を再転相続という。 …