執行文の付与異議を認められた場合の処理

1.裁判所は執行文付与の取消しを命ずる。取消宣言には、取り消すべき執行文
 を債務名義の事件番号・付与年月日等により特定し、それと同時に執行を
 阻止するため、執行文の付与された債務名義の正本に基づく執行を許さない
 旨の宣言を主文に掲げなければならない。

2.付与異議の訴え
 ① 請求の趣旨
   和解調書について、同裁判所が平成○○年○○月○○日付与した執行文
  の付された債務名義の正本に基づく強制執行はこれを許さない。
 ② 付与の取消宣言は不要。